3歳の我が子は重度の虫歯。
「子供の虫歯は親の責任です」
歯医者さんを計3回替えましたが、その度に先生から言われました。
子供には、虫歯になりやすい子と虫歯になりにくい子がいる、ということをご存知でしょうか?
うちの子供は、まさに「虫歯になりやすい子供」でした。
私は子供の虫歯の通院するたびに、罪悪感と我が子に対する申し訳なさで、やるせない気持ちになりました。そして子供が虫歯になったのは「親である私の責任だ」と自分を責めていました。
そんな日々の中わたしたち親子は、であった名医に救われました。
この記事では、子供が虫歯になってしまったら「どう対応すべきか?」について私なりの答えをお話しします。
どうしても伝えたい私の経験談を、子供の虫歯に悩まされているママにお届けします。
この記事を書いたのは、ママシンガーのゆかりーぬ( ri____nu)です。
子供の虫歯は親の責任?虫歯になりやすい子もいる
子供の虫歯は、なりやすい子となりにくい子がいます。
歯医者さんから「生まれつき弱い歯」だと診断を受けました。
【子供の虫歯】エナメル質形成不全
最初に小さな虫歯を見つけたのは、我が子の歯磨きをしている時でした。
「一本だけ黄色い歯がある」
気になったので、1歳半検診のときに歯科の先生に聞いてみました。
そう言われ、小児専門の歯医者さんの受診を勧められました。
【1歳半・歯医者を受診】歯の生え際に複数の初期虫歯
1歳半検診のあとに、小児歯科にて受診。
前歯の生え際の虫歯を中心に、前歯の生え際に複数の初期虫歯が発見されました。
娘はまだ1歳半。患部を削るような直接的な治療ではなく、これ以上虫歯が進行しないような処置をして下さいました。
サホライドという虫歯の進行止めを塗って下さったのですが、しばらくすると歯が黒くなる薬でした。
娘がとても可哀想に思えましたが、虫歯が進行するよりはマシだと思い、治療をお願いしました。
サホライドを塗ったあと、娘の歯はまさに「お歯黒」のような状態に…。
お歯黒状態になってしまった子供の虫歯
「お歯黒」状態になってしまった娘の歯。
正直なところ毎日、娘の可愛い笑顔を見る度に『お前は母親失格だ』という言葉が脳裏に浮かび、ものすごく落ち込みました。
本当に、こんな母親でごめんねと泣いたこともありました。娘本人がまだ何も分かっていなかった事が、唯一の救いです。
でも、だんだんと娘の行動範囲が増えるにつれてお友達もたくさんでき、そのママ達との繋がりが出来てくると、『娘の歯を見られたくない』そんな想いにかられるようになりました。
娘の虫歯を見たママ友さん達から、『この人はテキトーでダメな母親だ』と、思われるのが怖かったのです。
次第に、公園や支援センターへは、ママ友さんを避ける時間帯を選ぶようになりました。
子供の虫歯は親の責任?通院しても悪化する虫歯
子供の虫歯を治療してもらえない
サホライドを塗ってもらってからも、月に1回は歯医者さんに通って経過を見ていただいていました。
しかし、歯医者さんでは『甘い物は完全に辞めてください。』と毎回指導されるだけで、治療らしき治療はしていただけませんでした。
毎回、通院する度に私も娘も落ち込むだけ。
「甘い物を完全に辞める」などというのは無理な話。
これは、責任逃れをして開き直ってるように聞こえるかもしれませんが、現実的に考えて、無理なものは無理。
もちろん、甘い物やジュースの摂取は、虫歯になってから気を付けるようにはしました。祖母にも事情を説明し、なるべく甘い物を与えないようにしていただきました。
ですが、一度味を覚えてしまったものを、完全に辞めさせるのは尋常ではなく難しいです。
2歳になる前の、言葉も通じず本能のままに生きているような子供に、ダメと言っても無理な話です。
何度かトライはしましたが、スーパーのお菓子売り場でふんぞり返り、大泣きされるのが精神的にしんどく、断念しました。(チョコやグミの小さいの1つ程度)
2歳前に味を覚えさせてしまった私が悪いことに変わりはありませんが・・・(母、大反省。)
もちろん、それまで以上に歯磨きはきっちりしていましたが、悲しいことに虫歯は悪化する一方で、サホライドの効果については感じることができませんでした。
【3歳児健診】上の歯が全て虫歯ですと言われる
『上の歯が全て虫歯です』
娘が3歳児検診の時に、歯医者さんに告げられました。
上の歯が全て虫歯=重度の状態
3歳児検診の時は、何の解決法もないまま症状が進行した結果でした。
歯医者替えを決意
その後、市内の歯医者を転々としますが、一向に状況は変わりませんでした。
3歳を前にして、娘の前歯は溶け始め、昔で言う「味噌っ歯」状態になっていました。
既に保育園に通っていたのですが、ちょうど年少に上がるタイミングで「娘がこれから歯の事でいじめられたりしたら・・・」と気になり、歯医者を替える事を決意しました。
歯医者さんで言われたこと
『子供の虫歯は、全てお母さんの責任です』
3か所の歯医者替えをしましたが、どの小児歯科でも言われることは同じ。
子供の虫歯はお母さんの責任ですと言われるたびに、ものすごい罪悪感にかられました。
娘に申し訳ないと。
その反面私は、「なぜうちの娘だけ虫歯になってしまったんだろう?」という気持ちをずっと持っていました。
確かに、母親である私に責任があるのは間違いありません。
“甘い物を一切与えずに育てればよかった”
“泣き喚くけど、もっと毎日長い時間歯磨きしてあげればよかった”
何度もそう思い、自分を責めました。
でも、どうしても納得できなかった。
「ママ友さんの子も、お菓子一緒に食べさせてたのに、なぜうちの子だけ?」
「歯磨きも毎晩していたのに、なんで…?」
そう思っていましたが歯医者さんに伝える訳にもいかず、一人モヤモヤした時を過ごしました。(※この時感じていた辛い気持ちは、最後に辿り着いた名医のお言葉で、全て報われました)
子供の虫歯は親の責任?そう責められなかった名医との出会い
私は、暇さえあれば小児歯科や子供の虫歯について調べました。そんな中で、小児歯科の名医がいる事を知り、行ってみました。
そして、初めて娘を見てもらった時、先生がこう言葉を掛けてくださったのです。
『お母さん、今までよく頑張りましたね。辛かったでしょう。私に任せて下さいね。』
本当に涙が出ました。
それから、1週間に1回のハイペースで計7回通い、全ての虫歯を治療していただきました。
<治療方法>
溶けてしまった歯を、
本物の歯と見分けが付かないくらい綺麗な義歯を入れていただきました。
娘の笑顔が最高に可愛くなって、本人も大喜びでした。
通院するとき娘は、最初の数回は泣いていましたが、後半は泣かずに本当によく頑張ってくれたと思います。
娘の虫歯が治ったことで、これまでの私の悩みが全て吹き飛び、ママ友さんとの付き合いでも変な神経を使わずに済むようになりました。
今でも、甘い物は少しと決めて食べさせていますが、歯磨きも嫌がらずにできるようになり以後、新たな虫歯はできていません。
※私たち親子を救ってくれた名医(エンゼル歯科)
「子供の便秘」の記事でも書きましたが、名医と呼ばれる先生は存在します。
子供が虫歯になってしまった本当の原因とは?
子供が虫歯になってしまった原因は、以下4つだと思っています。
- よだれが少なかった
- 断乳前に甘い食べ物を与え
- 長期間の授乳
- 歯の生え始め時期
※専門的ではなく、経験を元にした個人の意見です。
ひとつずつ説明していきますね。
子供の虫歯の原因1:よだれが少なかったこと
よだれには殺菌作用があり、よだれが多い人は虫歯になりにくい
娘はものすごくよだれが少ない赤ちゃんでした。
おそらく娘の虫歯はよだれが少ないことも原因だったのではないかと思います。
子供の虫歯の原因2:断乳前に甘い食べ物を与えてしまったこと
当たり前の事を書きますが、早いうちに甘い物を与えてしまった事は、一生の不覚です。
本当に無知すぎる自分を恥じ、娘に申し訳ない事をしてしまったと今でも深く反省しています。甘い物を食べさせるのは、3歳になってから(せめて2歳を過ぎてから)にすべきだったと。
そして、断乳前に甘い物を与えてしまったことが、1番良くなかったと反省しています。
子供の虫歯の原因3:長期間の授乳
長期間授乳をしていた子供は、上の前歯に母乳が残ってしまいやすいため、この手(上の前歯)の虫歯になりやすい。
娘が最終的にお世話になった名医によると、『甘い物を食べさせるなら、夜間授乳は早く辞めた方が良い』のだそうです。
私の娘は、2歳半頃までおっぱいを飲んでいました。
私の母が子育てをしていた時代は、「1歳までに断乳しないと恥ずかしい」という風潮があったようで、娘の断乳が遅かったことで随分心配されました。
しかし現代では『好きなだけおっぱいを飲ませてあげましょう』という傾向にあります。
保健師さんや助産師さんにも、そのようにアドバイスしていただきましたし、育児書等にも母乳育児を勧める内容が多く載っています。
聞くところによると、就学直前(5・6歳)まで、母乳を飲んでいるお子さんもいるのだそう。
そして、長期間の母乳育児は、親子間の絆を深め、栄養や免疫の面でも、とても良い事であると言われています。
そのような情報をたくさん見ていた私は、母に断乳を勧められても「今は時代が違うから」と言って、聞く耳を持ちませんでした。
結果として2歳半まで1日8回程おっぱいを飲ませていました。
私の娘が重度の虫歯になってしまった1番の原因は、この『長期間の授乳』であったと思っています。
歯がしっかりと生え揃っているにも関わらず、毎晩夜間に授乳をしている。
それでは歯磨きをしていないのも同然ですよね。
甘い物の糖分と、母乳に含まれる何らかの成分が合わさることによって、虫歯を招いてしまう可能性が高い。
※母乳だけでは虫歯にはならない
『母乳は好きなだけ飲ませて良い』という、この言葉の落とし穴に、ぜひ気を付けていただけたらと思います。
子供の虫歯の原因4:歯の生え始める時期との関係
最後に思い当たるのは、娘は歯が生えるのが早かったということ。
一般的には、生後半年頃から生え始める子が多いようなのですが、娘の場合は生後3カ月で下の前歯が生え始め、生後半年の頃には、上下前歯2本ずつしっかりと生えていました。
生後10か月の頃には、上下前歯4本ずつ、計8本生えていました。
ですので、生え始めたのが早かった分、母乳やいろいろな食材に歯が触れている時間が他の子よりも長かったために、より虫歯になりやすかったのではないかと思います。
子供の虫歯は親の責任?ママができるたった1つの行動
子供の虫歯は親の責任?
ひと昔前までは、虫歯になってしまう子供はたくさんいました。
子供の虫歯予防に対するさまざまな取り組みがなされる中で、「子供は虫歯ゼロ」というのが当たり前な時代へと変化してきました。
でも、そうした時代の流れがある一方で、今でも子供の虫歯に悩む親はいるのです。
『子供の虫歯は親の責任』とか言われたことあるけど、暴れまくる子供を押さえつけて歯を磨くのがどんなに大変か理解していないと思う。太ももの間に子の顔挟んで足で両手押さえつけても、足が私の顔面に飛んでくるし、口だって開けない。それ言うなら是非うちの子の歯、試しに磨いてみてほしいわ
— みこ@ (@sae_chan_s) February 28, 2018
昔と違って、今は虫歯の子供が少ない分、娘が虫歯になってしまった時に、誰にも相談することができないのです。
子どもの虫歯治療を調べていて、麻酔の安全性を知りたいという親のQ&Aを見てたら、その質問に対しての回答は一つもなく、そこにあったのは「子どもの虫歯は親の責任、あなたが悪い、酷い親、子供が可哀想、母親失格、虐待だ」などだった。コイツらはどれだけご立派なんだ…と悲しくなりました。
— めぇ (@1010mmtn) March 2, 2019
歯医者さんへ行っても『子供の虫歯は親の責任』と突き放され、大した治療もしてもらえません。
ママは一人で抱え込んでしまい、孤独な気持ちで子供の虫歯を隠しながら、生活しなくてはならないのです。
しかし、子供の虫歯は「ママの力ではどうにもならないことがある」のです。
自分を正当化するつもりはないですが、間違いなく虫歯になる原因というのは存在します。
そしてそれは、よく言われている『甘い物やジュース』だけではありません。
ママが変に悩んだり、考え過ぎてしまう必要はないです。そして、幸いなことに、まだその歯はこれから生え代わる乳歯なのです。
どうしようもなく悩んでしまうような事があれば、ママは1人で抱え込まず、名医を頼ってみてください。自分を責めないで、未来の子供のためにできることを、してあげて下さいね。
それが子供の為にできるたった1つの、最善の行動です。
子供が虫歯になったあとも「虫歯予防」はしっかりしよう!
子供が虫歯になってしまったら・・・ママの責任は大きいです。
しかし、大事な我が子が虫歯になってしまったからには『これから虫歯をどうするか』を考えるべきです。
私はこれ以上虫歯が悪化しないように、虫歯予防対策として「最強虫歯予防アイテム」を利用しています。
仰け反って大泣きをするほど歯磨きを嫌がっていた娘が、大喜びで仕上げ磨きをさせてくれるキッカケになった最強アイテムです。
現在娘は4歳半。
虫歯の進行は止まり、歯医者への通院もしなくてもよくなりました。歯の見た目も綺麗なままです。(治療後、義歯を付けてもらってから、1年以上経過)
専門歯科医の治療の効果はもちろん、歯磨きを全力で嫌がっていた娘が、歯磨きが好きになるきっかけになった商品に出会えたからです。
歯磨き嫌いな子供に試してもらいたい「ムシバイ」
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ママシンガーの、ゆかりーぬ( ri____nu)でした。
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