子供(5歳)のトイレが近いことから発覚した、ストレスや不安が原因の「心因性頻尿」
子供の心因性頻尿の原因について調べてみると、検索結果には「ストレス」という文字が並ぶ。
わたしの子育てが原因なの?
そう責められたような気持ちになり、血の気が引いたのを今でも覚えています。
子供の心因性頻尿は、放っておくと長引きます。でも、子供の心因性頻尿は、親がきちんと対応すれば必ず落ち着きます。
5歳娘の心因性頻尿は、2ヶ月で症状が落ち着きました。
この記事では、2ヶ月で頻尿の症状が落ち着くまでにした具体的な対応についてまとめています。
我が子の心因性頻尿に悩んでいる方は、早めに対処して頻尿の改善に努めましょう。
子供が心因性頻尿になったら原因を考えて対処しよう!
子供が心因性頻尿になったら、なにが原因なのかを考える必要があります。
5歳の娘が心因性頻尿になってしまった原因は、以下の通りでした。
- 厳しいトイレトレーニング
- 険悪な夫婦関係
- 食生活の乱れ
それでは、ひとつずつ振り返っていきます。
子供の心因性頻尿の原因その1:トイレトレーニング
2歳の誕生日をきっかけに、トイレトレーニング(以下トイトレ)をはじめました。
実際に行ったトイトレ方法は「いきなりパンツ」
いきなりパンツとは?
お漏らしをしたら「トイレでするんだよ」とトイレへ連れて行き、教える方法です。
いきなりパンツはお漏らしをします。
その度に私は「あーあ。もらしちゃったね。」と言い、ガッカリとした態度をとっていました。
親に悪意はないものの、その威圧的な言動が娘にプレッシャーを与えていたのではないかと考えています。
子供の心因性頻尿の原因その2:お漏らしからのプレッシャー
「お漏らししないでね」
「トイレに行っておいてね」
「途中にトイレはないからね」
このような言葉がけは「お漏らしをしてはいけない」というプレッシャーと不安を与えていることになります。
娘のおむつが外れてから高速道路に乗るとき、寝る前などお漏らしをしてほしくない場面になるたびに、娘に言ってしまいました。
「しばらくトイレに行けないから(お漏らししたらいけないから)トイレに行っておいてよ」
親の都合だったなと反省しています。
ネットでみると子供の頻尿は心因性が多く、嫌なことや発表会等イベント前ストレスが原因が多いとか。私がここ数日で歩いているからか(T . T) @89kuri @mamasachi ストレスですかね。。頻尿についてはなるべく触れず、気を紛らしてたら治まりました。
— いもぺんき (@imopenki) April 22, 2011
子供の心因性頻尿の原因その3:険悪な夫婦関係
娘が頻尿になったのは、3人目が生後6ヶ月のときです。
旦那は仕事が忙しく、協力が得られない環境でした。私の育児疲れと旦那の仕事疲れから、夫婦関係は険悪でした。
余裕のなかった私は、3人の子供の寝かしつけがとてもストレスだったんです。
親のストレス=子供のストレス
子供のストレスが心因性頻尿として、子供の体に変化が現れていたのかもしれません。
子供の心因性頻尿の原因その4:食生活の乱れ
お恥ずかしながら、我が家は外食がとても多いです。(土日含む週5回くらい)
朝は、ほとんどパン食ですし食育とは程遠い食生活です。
乱れた食生活が子供に与える影響とは、一体どんなものがあるのか調べてみました。
- グズる原因になる
- イライラの原因になる
- どんよりとした気持ちになる
- トラブルを寄せ付けやすい体になる
- 免疫力が下がる
原因を探れば探るほど、これかもしれない、あれかもしれないと、どんどん自分を責めました。
しかし、反省して自分を責めるだけでは、子供の頻尿の解決策にはなりません。
思い当たる原因を振り返って、その原因を見直す必要があります。
今後どのように向き合っていくのかを考えることが大事なのです。
親であるわたしたちが今すぐできることは何か?わたしが実際に対処したことも含めてご紹介します。
子供が心因性頻尿だとわかったらすぐに小児科を受診しよう
我が子の頻尿が「心因性のもの」だとわかったら、すぐに小児科を受診しましょう。
わたしも気づいてすぐにかかりつけの小児科へ受診しました。
先生から言われたこと:
ストレスが原因でおこる頻尿ですね。お母さんのせいじゃないので大丈夫ですよ。
心因性頻尿になってしまったことよりも、後のフォローが大事ですよ
てっきり「頻尿はお母さんの責任です」と責められるかと思っていたので、安心して泣きました。
「大丈夫」の声かけだけでは治らない
小児科の先生から言われたことは、心因性頻尿は「大丈夫」の声かけだけでは治らないということ。ストレスの原因はママ以外にもあるということを教えてくださりました。
繊細な子がなりやすく、学校や保育園や幼稚園などの集団行動のストレスからきてしまうため、保育園や幼稚園などの先生にも伝えるべき。
習い事や学校の先生に事情を説明して「トイレに行っても大丈夫」な環境を与えてあげる事が重要だと教えてもらいました。
子供が心因性頻尿になったら、親ができる6つのこと
- 担任の先生に報告(相談)する
- 「またトイレ?」と聞かない
- 「お漏らししても大丈夫だよ」と安心させてあげる
- トイレに行くことに気づいていないフリをする
- 「偽薬」という手もある
- 3ヶ月~半年くらいかけて向き合う
これらのことは、簡単なように見えて、親としてかなり忍耐力が必要です。
お漏らししても大丈夫、着替えもあるから、汚しても平気だよということが伝わると、かなり子どもの情緒は安定するそうですよ。
心因性頻尿になりやすい子供の特徴
小児科の先生によると、心因性頻尿にはなりやすい子ども、そうでない子どもがいるんだそうです。
- 繊細な子供
- 親の期待に応えようとする子
- 環境の変化でストレスを感じやすい子
繊細な子どもは、環境の変化に敏感なので年度変わりに頻尿を起こしやすいのだとか。
娘は、褒められて伸びるタイプの子供です。見方を変えれば、親が喜ぶと頑張ってしまうタイプでもあります。
私が喜ぶと、習い事・妹の面倒など、全てにおいて頑張ってくれるので、わたしは「さすがお姉ちゃん!頼りになるわ」というふうな言葉をよく使っていました。
一見ポジティブな言葉がけに聞こえますが、親の期待に応えようとしてしまう子供は、必要以上に頑張ってしまう可能性があります。
子供の心因性頻尿になりやすいタイミング
子供がストレス性の頻尿になってしまったことで、自分を責めてしまうお母様も多いと思います。
小児科の先生によると、親の責任ではなく環境や、その子本人の性格の要素が大きいという説明を受けました。
では一体どのような環境やタイミングが、心因性頻尿になるきっかけになるのでしょうか?
- 年度変わり(入園、入学)
- 担任の先生やクラスのお友達が変わった
- 旅行や遠出をした後
- 発表会など緊張するイベントの前
進級・進学をする年度変わりは、ストレスを感じやすくなるため、心因性頻尿になりやすいと説明を受けました。
繊細な子は担任の先生やクラスのお友達が変わることで、特にストレスを感じてしまうそうです。
病院に連れていく以外に親が子供にしてあげれること
病院に連れて行く以外に、親が子供にしてあげられることはあります。
- 子供のストレスを感じ取ってあげること
- 出来る限りのケアをしてあげること
- 安心してトイレに行かせてあげること
- おねしょに付き合うこと
親にとっては忍耐力がいるものばかりです。
だけど覚悟を決めたことで、本来よくなるまで3ヶ月以上はかかると言われていましたが、2ヶ月で頻尿を落ち着かせることができました。
子供の心因性頻尿を完全克服するまでにかかる期間は、だいたい3〜6ヶ月ほどとかかるといわれています。
具体的にどんなことをしたのか?ご紹介していきますね。
子供の心因性頻尿を2ヶ月で克服するために行った3つのこと
子供の心因性頻尿を克服するために行ったことは3つあります。
- お漏らしをしてもいい環境作り
- 過度なスキンシップ
- 食生活を整える
この3つの対処法を同時進行で行いました。具体的に、ひとつずつ説明していきますね。
子供の心因性頻尿の対策1:お漏らし・おねしょしてもいい環境作り
わたしは覚悟を決めて環境作りに努めました。
おねしょシーツを買い、おねしょに付き合うことにしました。(梅雨シーズンじゃなかったことが救いです。)
我が家はシングルの布団を2つ並べているので、洗濯用と合わせておねしょシーツを4つ購入しました。
寝る前に安心感を与えるために、「おねしょをしても大丈夫だよ!」と毎日伝えました。
おねしょシーツは、赤ちゃんも一緒に添い寝していたので、赤ちゃん肌にも優しい素材のシーツを選びました。
高速道路など、すぐにトイレに行けない状況になるときは「途中でトイレ休憩もするから大丈夫」と伝え、緊急時用にオムツも用意しておきました。
子供の心因性頻尿の対策2:スキンシップ・甘えてもいい環境づくり
ゆったりとした気持ちで絵本の読み聞かせを行い、おはようのハグ、おやすみのハグを欠かさず行いました。
お気に入りの本を繰り返し読むことは、娘にとってかなり満足度の高いものになったと感じています。
おすすめの絵本紹介しています
3児の母が絵本の読み聞かせで実感【知育効果のあった絵本6選】2歳児からのよみきかせ
子供の心因性頻尿の対策3:食生活を整える
メンタルが大きく関わっている「ストレス性の頻尿」を改善するためには、子供の腸内環境を整えることがとても重要です。
子供の腸内環境を整える=食生活を整える
規則正しい生活をし、栄養のある食事をとらせてあげること。
大事なことだとわかっているものの、わたしは朝起きることと料理が苦手です。
言い訳がましいですが、早寝早起きや食生活を自力で整えることは難しい状況でした。(深夜の授乳もありましたし・・・)
他に対策はないのか?調べて見つけたのが、子供用のサプリメントに頼ることでした。
子供の敏感・デリケートな問題を、腸内環境で整えることができる子供用のサプリメント。
リパミンPSの効果・成分
ココロとカラダに必要な栄養を補給。
繊細な子はよりストレスを溜め込みやすく、落ち着きのない子はらんぼうになることも。栄養を補給することで、前向きになり私生活にもいい影響を及ぼしてくれる。自分に自信がつく。心に落ち着きがでてくる。
最初は子供にサプリメント?と不安でしたが、「偽薬」は心因性頻尿の改善に効果的ということも、小児科の先生から聞いていたので、お菓子のラムネのような感覚で試してみることにしました。
味はおいしいのかな?という心配もありましたが、偏食気味の娘も問題なく食べてくれました。
口コミを漁りましたが、SNSでの評判もとてもよかったのが決め手です。
集団行動が苦手だったけど・・・
集団行動が苦手でよく先生に怒られてしょんぼりしていたけど、自然と集団行動に馴染むことができるようになりました。おかげで母子ともに穏やかな日々をすごすことができるようになりました。
挑戦心が養われた
ぼーっとしていることが多かったけど、リパミンを食べ始めてから1週間くらい経った頃から、新しい遊びに挑戦したり、幼稚園の出来事をすすんで話してくれるようになりました。
トラブルが多かったけど・・・
保育園のころから落ち着きがなく、友達とのあいだでのトラブルも多く、小学校になると不登校気味に。飲み始めて1ヶ月くらいたったころから、学校へ行く日が増え宿題も自分でできるようになりました。
栄養バランスが崩れることで、子どもの体にはさまざまな悪影響が及ぶことを思い知らされました。
料理が苦手なわたしにとっては、子ども用の栄養補助サプリに助けられています。
もし、私と同じように料理が苦手で食生活改善が難しいという方は、サプリメントに頼ってみるのもひとつの手です。
子供の心因性頻尿を克服するためにしたことまとめ
- お漏らしをしてもいい環境作り
- スキンシップをとる
- 食生活を整える
この3つのことを同時進行でおこなったことが、子供の頻尿の症状を早く改善することに繋がったのかなと思います。
子供が頻尿になると大変なのは、とくに外出先のトイレですよね。
トイレの場所を探すことやトイレに連れて行ことって、親の身としては想像以上に大変です。
早期発見と対策は、心因性頻尿の症状を抑える可能性が高くなるので、「子供の心因性頻尿の対処法3つ」を参考にしていただけると幸いです。