子供5人を抱えて離婚した、シングルマザーHさんの日常生活を取材させてもらいました。
Hさんは子供を5人(長女・次女・長男・次男・三男)抱えて『シングルマザーとして生きる道』を選択されました。
子供たちが高校へ行かず、働いて家計を支えてくれたエピソード
子供たちと一緒に自殺を考えたこと、今の親子関係についてお話をさせていただきました。考えさせられる部分が多い経験談となっています。
この記事の見どころはふたつ!
- シングルマザーの現実
- 思春期・反抗期の子供との向き合い方
子育てへの考え方は、子育てママさんに響く内容となっていますので、ぜひ最後までお付き合いください。
子供5人抱えて離婚!シングルマザーの現実
1番下の子が5歳の時に離婚をされたHさん。1番上の子は17歳でした。
離婚のきっかけは旦那さんの浮気
離婚のキッカケは旦那さんの浮気。しかもHさんの知っている人。
そこから女手ひとつで子育てをする決意をする。
子供が思春期真っ只中に離婚
自殺を考える
「一緒に死んで」
Hさんは、当時17歳の娘にそう言いました。
娘の言葉を聞き『死ねない・死んではいけない』と我に返ったそうです。
シングルマザーの金銭的事情
離婚してからは、ダブルワークで家計を支え、
途中トリプルワークを行っている時もありました。
病気になり、入院・手術をすることになってしまったことで、長男(3番目)は高校へ行かず、働いて家計を支えてることに。
長女(1番目)、次女(2番目)も高校卒業後、働いたお金を家に入れてくれました。さらに下の子供たちの面倒も交代で見てくれて、私を助けてくれました。
まだ幼い次男(4番目)、三男(5番目)が、ふたりきりにならないように、上の子たちの誰かが必ず家に居てくれて面倒をみてくれました。おかげで、私は夜も働きに出る事ができました。
子供5人抱えて離婚!反抗期との向き合い方
現在、高校生の男の子2人(4番目、5番目)と3人暮らしのHさん。
お子さんは、女・女・男・男・男。上の子3人の年が近く、年齢差があり、下の子2人。
上の子3人は成人していますから、思春期の対応方法は、上の子供たちに相談することができるのでとても助かっているそうです。
思春期の対応は、何かあったら直接きくこと
なにげなく、話しかけただけなのに、
「鬱陶しい!」「めんどくさい」「重い」
というような返事しか返ってきません。
そこで、成人して既にパパになっている長男に相談したHさん。
とアドバイスをもらい、本当にその通りだなと思いました。子供達から学ぶことが多いので、子供達と意見を擦り合わせて、今は家族みんなで子育てをしています。
反抗期の我が子に母親ができること
反抗期の子供に母親ができることは、見守ることだけ。
母親が、仕事・家事・友人関係これらを差し置いて子供に目を向けると、子供の反抗は大炎上します。
【子供のために】これは、重いです。
思春期の我が子から話を聞くとき気をつけること
思春期の子供に聞きたい事がある時は、聞きたい時こそ背を向けてさりげなく聞くこと。
中途半端にしか聞いていない雰囲気を作る事で話しやすい空気を作ります。そうすることで、聞きたい事が聞けたり、会話ができたりするんですよ。
ルームシェアのような暮らし
Hさんは「自分の人生は、自分のもの。自分の人生を楽しんでもらいたからこそ、お互いが自立できるように心がけている」とおっしゃいました。
日常生活で意識している事は3つ。
- 自分のことは自分でする
- できないことは、言葉で相手に伝える
- 喧嘩していても、挨拶は必ずする
その中でも食事の時間は、特に大事にしています。
1日のうち、家族の時間がとれるのは朝食の時だけ。貴重な時間を大切にし、会話をしています。
晩御飯は子供達だけで食べてもらう事が多いので、手料理を心がけています。夜、仕事帰りに買い物をして、朝1日分の食事を作ります。
息子と喧嘩した時は、ほか弁やカップ麺にしますよ(笑)
食事だけは必ず用意する
子育ての先輩がそうおっしゃられていたので、食事は必ず用意しています。
今日、メシいらない!どう対応する?
用意した食事を次の日も全く同じ状態で出しますよ(笑)
喧嘩した時も同様、カップ麺を用意して、自分で作れば?と言ったり、ほか弁を買ってきたりします。
子供5人抱えて離婚!母として子供にできること
私が必ず行っていることは、誕生日の日にお礼を伝えることです。
シングルマザーになり、大変な子育て期間を過ごしてきました。上の子3人が協力してくれたおかげで、まだ幼い下の子2人を家で留守番させる事なく働く事ができています。
金銭的余裕もなく、大変でしたが、それぞれに育ってくれているので、5人の子供たちがいてくれて本当によかったなぁって思います。
末っ子の息子が5歳の時に手紙を書いてくれたんです。
中学生になった時も手紙をくれたんです。
根本的なところが全く変わってなくて、嬉しい気持ちになりました。
息子さんが結婚した時の正直な気持ち
素直に、嬉しかったです。今では息子よりも、奥さんの方が大事です。でも、息子が父親になった時、嫁さんと子供の3人が写った写真を見て、とてつもない寂しさが込みあげてきました。
新しい家族が出来たんだ。巣立ったんだ。と。
喜び半分・寂しさ半分で、あの時の感情は今でも忘れられないくらい、覚えていますよ。
そして、息子が結婚してから、聞いたことがあるんです。
と話してくれました。長男は、次男、三男が高校へ行きたくない!辞めたい!と言った時に、阻止してくれています。
子育ては育自。(=自分を育てる)
と思っているので、頑張っているママを応援しています。
シングルマザー、ワーキングマザー、反抗期の子供との関わり方に悩んでいるママさんに届きますように。